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TOP > 北海道遺産 第1回選定分
北の大地の恵みを伝えたい 北海道の総合情報サイト
次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。北海道遺産構想推進協議会様のご協力により、各遺産の詳細情報を公開しています。

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第2回選定分の北海道遺産はこちら


伝えたい北海道の物語 作品募集
北海道では、地域で語り継がれている言い伝え(民話、昔話など)や生活史(風習、生活習慣、生活道具など)に関する絵本を募集しています。創作ではない史実や伝説などに基づくもので、子どもにもわかりやすい内容とします。
詳しい内容、申込方法はこちら


北海道遺産について
次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。
第1回選定分25件は平成13年10月22日に、第2回選定分27件は平成16年10月22日に決定・公表されました。北海道の豊かな自然、北海道に生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれました。
このページは、北海道遺産構想推進協議会様のご協力があり制作することができました。ページ内で使用している写真、データは全て北海道遺産構想推進協議会様よりお借りしているものです。





北海道大学札幌農学校 第2農場

<選定理由>
模範家畜房及び穀物庫は、札幌農学校開校の翌年に建設された北大でも最古の施設群であり、農業実習施設であるとともに、日本農業近代化のモデルとしても構想されたものです。明治末期に新設された牝牛舎などとともに、一式の農場施設を構成しています。農業機械群は、明治初期農場開設時の輸入機械を始め、近代農業史を語る貴重な資料となっています。
<選定効果>
北大では、市民に開かれたキャンパスづくりを目指す総合博物館整備構想が進められており、第2農場は、その一翼を担う場として、市民への積極的な公開を行うことが予定されています。こうした試みは、大学と市民の新たな関わり方を提案するものとして、全道各地の大学に与える影響も大きいものと期待されます。
<お問い合わせ先>
北海道大学総合博物館 tel 011-706-2658
<関連ホームページ>
北海道大学農学部

増毛の歴史的建物群 (駅前の歴史的建物群と増毛小学校)

<選定理由>
鉄道終着駅の周りに、明治初期から営業を続けてきた豪商、旧丸一本間商店を始め、昭和初期の駅前旅館・商店などが並び、道北部ではほとんど唯一と言って良い歴史的街並みを残しています。また、市街背後の高台にある昭和初期の小学校は、戦前期都市型木造校舎の中で、現在に至るまで大切に使われている、道内最後のものです。
<選定効果>
旧丸一本間商店は、先年復元改修して公開されており、今後は、地元自治会の意見を反映しながら、駅前の街並み整備が構想されています。増毛小学校についても、改築が課題となっている一方で保存活用をめざす住民運動があり、これらを総合しつつ、住民参加で貴重な遺産を保全・活用していく意思決定のプロセスが、その結果とともに注目されます。
<お問い合わせ先>
増毛町企画財政課企画係 tel 0164-53-1111
<関連ホームページ>
増毛町

空知地域に残る炭鉱関連施設群

<選定理由>
空知地域は、国内最大規模の産炭地として、最盛期に100炭鉱・83万人の人口を擁し、日本の近代化を支えました。近年、同地域の産炭地自治体が広域的に取り組んでいる「炭鉱(やま)の記憶推進事業」、「炭鉱(やま)のまちからの挑戦事業」は、当時の繁栄を現在に伝える事物・記録を活用した地域づくりであり、北海道遺産構想を先取りしたものとして、高く評価することができます。
<選定効果>
空知地域に残る炭鉱関連施設は、生産関連から生活関連まで多岐にわたり、質量ともに日本最大のものです。これらの遺産は、「屋根のない博物館」としてネットワーク化され活用される予定であり、2003年に開催予定の国際鉱山ヒストリー会議を含め、今後とも、同地域の自治体が連携し、市民グループと一体となって積極的な地域づくり活動を進めていくことを期待します。
<お問い合わせ先>
空知支庁地域政策課(産炭地振興課) tel 0126-23-2231
<関連ホームページ>
空知支庁炭鉱の記憶

石狩川

<選定理由>
大雪山系を源とし、上川、空知、石狩の大平野を形成して日本海に注ぐ道内随一の大河川です。北海道開拓の歴史の中で、度重なる洪水と闘いながら、舟運や運河が内陸への交通・物資輸送の道として多大な役割を担ってきたことや、鮭などの漁業や各種の用水利用など、石狩川は北海道発展の歴史や文化が刻み込まれている母なる川です。
<選定効果>
今日において、安全で豊かなふれあいのある河川の実現を目指して、地域の意見を反映した川づくりのためにさまざまな取り組みが行われています。北海道を代表する河川である石狩川でそれが先導的に行われるならば、その波及効果は大きいでしょう。
<データ>
総延長:268km(日本第3位)、流域面積:14,330ku(日本第2位/北海道全体の6分の1に相当し、48市町村が連なる)
<お問い合わせ先>
北海道遺産構想推進協議会 tel 011-218-2858、石狩市経済部商工労働観光課 tel 0133-72-3167
<関連ホームページ>
石狩川

京極のふきだし湧水

<選定理由>
羊蹄山からの湧き水として最大であり、国内としても最大級のものです。北海道西部(日本海側)の多量の降雪がもたらす北海道ならではの恩恵の一つの形です。水と触れ合う公園整備や、水を活用したさまざまな商品開発により、地域経済の活性化が実現しています。
<選定効果>
豊かな水は、北海道が誇る自然資源の代表的な存在であり、その象徴的な場所として、今後は、公園周辺における食品産業の集積や、水について学ぶことができる博物館の整備など、一歩進んだ活動が展開されることを期待します。
<データ>
蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山に降った雨や雪が濾過され、地中のミネラルを加えながら50〜70年という長い時間をかけて、きれいでおいしい水になる。水量:1日約8万トン(約30万人の生活用水を確保)水温:年間を通じて6.5℃前後
<お問い合わせ先>
京極町企画振興課 tel 0136-42-2111
<関連ホームページ>
京極町

上ノ国中世の館(たて)

<選定理由>
北海道の中世史は、資料に乏しく謎の部分が多いのですが、20余年に及ぶ勝山館、夷王山墳墓群の調査により、空壕、屋敷跡、食器など歴史のミッシングリンクを埋める多くの資料が発掘されました。墳墓群からは、アイヌの人骨も発見され、中世における和人とアイヌ人の共生の証として注目されています。
<選定効果>
上ノ国町は、町民挙げて史跡を保存し、また、「歴史を生かしたまちづくりネットワーク推進協議会」において江差町、松前町との連携・交流を深める中で、中世史の発信基地として活動しています。3町のネットワークづくりは、松前半島一帯の観光地としての魅力を高めるものとして、大いに期待できます。
<お問い合わせ先>
上ノ国町教育委員会文化財課 tel 01395-5-2230
<関連ホームページ>
上ノ国町

福山城(松前城)と寺町

<選定理由>
江戸時代の日本で最後に築城された城郭です。天守閣は道民からの浄財をもとに再建され、近年は、文化庁等の補助を受けて石垣・城門の復元工事も進んでいます。城の北側には道内唯一の近世的な寺町があり、松前家の菩提寺・墓所なども含めて、現在もなお、近世的な雰囲気を体験することができます。
<選定効果>
松前町の歴史を知ることは、開拓以前の本道の歴史を理解する上で重要であり、遺産指定によって、お城や寺町が道民全体の宝物であるという認識が広まることを期待します。また、地域においては、関係者が一体となり、年間を通じた観光客の確保などに向け、より発信力のある活動を展開されるよう期待します。
<データ>
・福山(松前)城(国指定文化財)〜1606年築城(前身である福山館)
・松前藩主松前家墓所(国指定史跡)〜松前藩の始祖武田信広から19代にわたる藩主、その室や子などが眠る
・龍雲院(曹洞宗・国指定重要文化財)〜江戸時代の伽藍を残す
・法幢寺(曹洞宗)〜松前家の菩提寺
・法源寺(曹洞宗・山門は国指定重要文化財)〜山門は道内最古の建造物の一つ
・光善寺(浄土宗)〜桜の銘木・血脈桜が境内に
・阿吽寺(真言宗)〜本尊の不動明王立像は平安後期のもので、仏教美術史においても貴重な作品
<お問い合わせ先>
松前町商工観光課商工観光係 tel01394-2-2275
<関連ホームページ>
松前町

路面電車

<選定理由>
函館市電は明治期に馬鉄で出発し、大正時代に電車化、市民の足として大発展しました。戦後自動車化の波の中でも生き残り、ヨーロッパ並の利用定着度を誇っています。一方、札幌市電は急激な都市化の中で整理が行われ、現在は1路線のみが残っています。今後、環境に優しい都市交通の再構築が議論される中で、市電は決して旧式のものではなく、自転車と並ぶ未来志向型の資産として、高く評価できるでしょう。
<選定効果>
ヨーロッパでは各都市に市電網が発達し、市民生活と新しいまちづくりの核になっています。函館では、歴史的街並みに似合う市電文化の再生が、愛好会により活発に進み、札幌でも活用が検討されています。両市の取組みが、21世紀における都市交通のあり方を示す好例となってくれるよう期待します。
<データ>
[函館]
・開通:大正2年(北海道で最初の路面電車が誕生。東雲町〜湯の川間km、車輛数5両、区内3銭)
・営業キロ:10.9km(道路事情や乗客の変化などにより路線を縮小し、平成5年4月から現在の2系統に。現在は輸送人員約2万人/日、保有車輛数35両。全盛期の昭和39年頃には営業キロ17.9km、輸送人員約14万人/日、保有車輛数87両)
[札幌]
・開通:大正7年(3路線約5.3km、車両数24両、片道6銭)
・営業キロ:8.465km(道路事情の変化や地下鉄開通などにより路線を縮小し、昭和49年5月から現在の1系統に。現在は輸送人員約2.3万人/日、保有車両数30両。全盛期の昭和40年頃には営業キロkm、輸送人員約27万8千人/日、保有車両数154両)
<お問い合わせ先>
函館市交通局管理運輸部 tel 0138-32-1730、札幌市交通局電車事業所 tel 011-551-3944
<関連ホームページ>
札幌市交通局 函館市交通局

姥神大神宮渡御祭

<選定理由>
北前船がもたらした日本各地の習俗を受け継ぎ成立した、近世の江差文化を物語る祭礼です。道内神社の祭りのうち、最も古いものの一つに数えられる大規模な祭りで、華麗な山車が町内を巡行する伝統的な夏祭りの形式を踏まえています。山車のうち神功山人形と山車松寶(まつほう)丸は近世中期のもので、北海道指定文化財になっているなど、文化遺産としても貴重なものです。
<選定効果>
江差町人が支えてきた祭りであり、13台の山車は各町内の保存会が所有しており、全ての費用は住民の寄付で運営されています。8月の江差は祭り一色となり、江差町出身者にとっても心のよりどころで、町民が一体となって祭りを盛り上げます。こうした高いコミニュテイ意識が、遺産指定によりさらに活性化するとともに、その心意気が全道各地のまちづくりの刺激となることも期待されます。
<データ>
日程:8月9日〜11日(毎年)、人出:3日間で約7万人、山車:13基
<お問い合わせ先>
江差町観光協会 tel 01395-2-4815
<関連ホームページ>
江差町

姥神大神宮渡御祭

<選定理由>
北前船がもたらした日本各地の習俗を受け継ぎ成立した、近世の江差文化を物語る祭礼です。道内神社の祭りのうち、最も古いものの一つに数えられる大規模な祭りで、華麗な山車が町内を巡行する伝統的な夏祭りの形式を踏まえています。山車のうち神功山人形と山車松寶(まつほう)丸は近世中期のもので、北海道指定文化財になっているなど、文化遺産としても貴重なものです。
<選定効果>
江差町人が支えてきた祭りであり、13台の山車は各町内の保存会が所有しており、全ての費用は住民の寄付で運営されています。8月の江差は祭り一色となり、江差町出身者にとっても心のよりどころで、町民が一体となって祭りを盛り上げます。こうした高いコミニュテイ意識が、遺産指定によりさらに活性化するとともに、その心意気が全道各地のまちづくりの刺激となることも期待されます。
<データ>
日程:8月9日〜11日(毎年)、人出:3日間で約7万人、山車:13基
<お問い合わせ先>
江差町観光協会 tel 01395-2-4815
<関連ホームページ>
江差町

内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群 (南茅部町、伊達市など)

<選定理由>
内浦湾沿岸は、北海道と本州を結ぶ縄文文化の交易路で、その特性が遺跡・遺物に良く表れています。現在、盛んに発掘が行われている南茅部町では、精巧な漆塗り製品なども出土し、全国的に注目を集めています。伊達市では、縄文時代の様子を復元するなど、遺跡を活用した町づくりの取組みが進められています。
<選定効果>
縄文文化を愛好する地元民間グループは、「縄文フェスタ」などのさまざまな活動を通して、広く交流しています。やがてこの輪が、縄文人同様、沿岸の町全体はもとより、青森県などの本州までも広がることが期待できるでしょう。
<お問い合わせ先>
南茅部町教育委員会埋蔵文化財調査室 tel 01372-2-3789、伊達市教育委員会文化財課 tel0142-21-5213
<関連ホームページ>
南茅部町 伊達市

昭和新山雪合戦

<選定理由>
北海道において、雪を除いた冬の暮らしを考えることはできません。それは長く、苦難の歴史でもありました。そんな中でも、子どもたちは学校への行き帰り、雪をかけ合い、雪玉を投げ合い戯れたものです。無邪気な子どもの遊びを、大人が真剣に競う冬のスポーツとして確立したことは、雪国・北海道にふさわしい新しい文化であると評価できます。
<選定効果>
ルール・用具の開発から資金集め・企画運営まで、地域住民が主体となって行う実行力、13年程の大会の歴史の中で、30カ国以上の人々が参加したという国際性は、次世代に引き継ぐ新しい宝物を生み出したモデルとして、各地に推奨できるでしょう。近い将来、北海道生まれのオリンピック種目に昇格するのではとの期待も大きくなっています。
<データ>
「昔の雪遊びの楽しさを現在に再生しよう」と1987年12月に雪合戦をイベントとして開発することを決定。88年に世界初の雪合戦ルールが完成。実行委員会には多数の町民ボランティアが参加。
・参加資格:海外、道外、道内すべての勤労者およびその家族(中学生以上)
・募集チーム数:一般の部がおおむね154チーム、レディースの部がおおむね36チームとする(優先順位あり)
・チーム編成:監督1名(選手を兼任可能)、選手7名、補欠2名の計10名(一般の部は性別制限なし)
<お問い合わせ先>
昭和新山国際雪合戦実行委員会事務局(壮瞥町経済課) tel 0142-66-2244
<関連ホームページ>
壮瞥町

アイヌ文様

<選定理由>
世界の各民族には、それぞれ独特の、精神的意味合いを含めた「文様」があります。アイヌ民族のモレウ紋(渦巻き紋)などは、家族によっても独自のものであり、祖父母から父母、そして子供たちにと受け継がれた伝統があります。その形状、図案や色彩は、印象深い美的価値を含んでおり、文化的にも秀でているものです。
<選定効果>
最近では、この9月から二風谷アイヌ文化博物館で開催されている「モレウ/アイヌの渦巻き紋、その多彩な世界」特別展などで見られるように、タペストリーやレリーフへの応用の試みなどが盛んに行われ、見事な成果を上げています。これらの状況からも、今後その継承と新たな挑戦、また広範囲な利用による地域の発展が期待できます。

<お問い合わせ先>
平取町二風谷アイヌ文化博物館 tel 01457-2-2892
<関連ホームページ>
二風谷アイヌ文化博物館

北海道のラーメン

<選定理由>
ラーメンの起源については諸説がありますが、戦後急速に道民の食生活の中に定着し、寒冷な気候から、コクのある濃い味をベースに、北海道の代表的な食文化として発展しました。全国に先駆けて北海道のラーメンが脚光を浴び、ご当地ラーメンブームの火付け役となったことも評価されます。
<選定効果>
ラーメンは、北海道の観光資源としても欠かせない存在です。「函館・塩」「札幌・みそ」「旭川・しょうゆ」がすでに有名ですが、道内の各地域で、素材にさまざまに工夫を凝らし、「こだわりの味」を追求する店が数多く出現しています。こうした活発な動きが、雑誌やテレビなどのメディアを通じて広く知られ、新たな地域づくりへとつながっていくことを期待します。
<お問い合わせ先>
北海道製麺共同組合 tel 011-241-1770
<関連ホームページ>
あさひかわラーメンバーズ 函館ラーメン天国 新・釧路ラーメンマップ

旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群

<選定理由>
昭和初期に十勝内陸の産業開発を目指した士幌線に建設されたもので、市民と産学官が一体となった保存運動の結果、上士幌〜三股間に34橋梁が保存されました。アーチ橋自体の技術的な価値とともに、周囲の自然環境と調和した景観が高く評価され、最近では、新しい観光の形として、産業遺産をめぐるツアーともタイアップするなど、第1級の鉄道遺産として有名になりつつあります。
<選定効果>
保全・活用の担い手グループは、地域住民のほか、道内外に多数のメンバーを擁し、学術的な研究活動のみならず、多くのイベント実施、グッズの開発、ツアーガイド、写真展開催など、その積極的な活動が、産業遺産の保全・活用モデルとして全国的に知られています。北海道遺産への指定により、その手法が全道各地に普及することが期待されます。
<データ>
士幌線:1937年・上士幌〜糠平間開通、39年・糠平〜十勝三股間開通、78年・糠平〜十勝三股間廃線、87年・帯広〜糠平間廃線
<お問い合わせ先>
上士幌町企画課 tel 01564-2-2111
<関連ホームページ>
上士幌町 NPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会

螺湾(らわん)ブキ

<選定理由>
足寄町の螺湾川に沿って自生する螺湾ブキは、北海道に分布するフキの中で、最も大型のもので、かつては高さ4mに及び、その下を馬に乗って通ることができたと言います。フキは東北アジア、ことに大型の種類は北海道を中心に分布するものですから、それらを代表する存在といえるでしょう。
<選定効果>
地元では産学官が一体となった特産品開発や栽培の取り組みが進んでいますが、さらに、フキについて学ぶことができる体験学習施設や食品以外の利用にも、活用の幅が広がるでしょう。その群落は特徴ある景観を形成し、ストーリー性にも富んでいることから、新たな観光資源になる力をも秘めています。
<お問い合わせ先>
足寄町農林課農政係 tel 01562-5-2141
<関連ホームページ>
足寄町

霧多布湿原

<選定理由>
海と、海岸段丘・低平な島嶼(とうしょ)・後背部の森林をあわせて、湿原景観を構成する全ての要素が、コンパクトに一望できるところです。日本で最初に天然記念物に指定された「泥炭地形成植物群落」を持ち、観察拠点としての湿原センターが良く整備され、ボランティア・ガイドの解説を受けながら、各種の植物群落に接近して観察することが可能です。
<選定効果>
地域には、行政とも連携しながら湿原保全のトラスト活動を積極的に行うNPO法人が存在し、コミュニティ・ビジネスのモデルとしても評価できます。湿原の保全が、昆布を始め水産資源の維持に効果的なことが自治体にも漁協にも認識され、後背部の農業地域も環境保全型農業を目指すなど、自然と産業の見事な融和のモデルとして期待されるところです。
<データ>
霧多布湿原は釧路湿原、サロベツ原野に次ぐ日本第3位の面積を誇り、その中央部803haは天然記念物。1993年にはラムサール条約登録湿地に指定された。
・面積:3168ha
・花:ハナショウブ、ワタスゲ、ヒオウギアヤメの他、エゾカンゾウの群生地として有名
・鳥:約300種の鳥が見られる(湿原・周辺の森林・海岸地帯)。特にタンチョウヅルの営巣地として名高い。
<お問い合わせ先>
浜中町商工観光課 tel 0153-62-2111
<関連ホームページ>
霧多布湿原センター NPO法人霧多布湿原トラスト

根釧台地の格子状防風林 (中標津町など)

<選定理由>
中標津町、別海町、標津町、標茶町にまたがる格子状防風林は、スペースシャトルからも撮影されたように、そのスケールにおいて地球規模的な、北海道ならではの雄大なものです。幅180mに及ぶ林帯は、防風効果だけでなく野生生物のすみかや移動の通路としての機能を果たしています。開拓時代の殖民地区画を示す歴史的意義も持っています。
<選定効果>
地域では、このスケールの大きな財産について宇宙飛行士に語ってもらうなど、住民が誇りを持とうという取組みが始まっている他、林業体験など緑と触れ合う空間としての活用が多面的に行われています。たとえばこれを、ホーストレッキングのルートとする計画が進めば、北海道らしい野外活動の魅力が一つ増えることは間違いありません。
<データ>
中標津町開陽台から防風林の一部を展望できる
<お問い合わせ先>
中標津町経済振興課地域振興係 tel 01537-3-3111
<関連ホームページ>
中標津町

摩周湖

<選定理由>
世界有数の透明度で知られ、大気汚染の指標に用いられるとともに、周辺の自然もよく保全され、その際だった景観は、北海道の湖沼と山岳の複合景観として最も代表的なものです。地元商工会が中心となって、世界遺産への登録を目指す取組みも活発化しています。
<選定効果>
地域住民の環境意識向上を基本に据え、自然環境と調和しながら観光産業を活性化させようとする取組みが注目されます。そうして確保された清冽な水も、一つの資産として活用される可能性を持つものと思われます。
<データ>
・湖面面積:19.2ku
・湖面標高:海抜351m(周囲を海抜500〜700mのカルデラ壁が取り巻き、湖面との比高は150〜350mに及ぶ)
・水深:最深211.4m(平均137.5m)
・注入河川:なし
・排水河川:なし
<お問い合わせ先>
北海道遺産構想推進協議会 tel 011-218-2858
<関連ホームページ>
摩周湖

ピアソン記念館

<選定理由>
アメリカ人宣教師G.P. ピアソン夫妻の私邸として建てられたものであり、設計者W.M. ヴォーリズは、メンソレータムを製造した近江兄弟社創設者としても知られています。ピアソン夫妻は、伝道活動を行っただけでなく、廃娼運動や慈善活動を先導するなど、その志の高い生き様が、北見の精神文化のよりどころとして親しまれています。
<選定効果>
夫妻の業績を記念するこの住宅は、周辺の樹林公園とともに市民から大切にされており、地域に根ざしたグループによる自主的な保全・活用の取組みが、たいへん熱心に行われています。夫妻に関する研究活動や、市民の憩いの場としての提供活動などは、歴史的建物のソフトな保全・活用モデルとなるべく期待されるところです。
<データ>
・住所:北見市幸町7丁目4番28号(JR北見駅から徒歩15分)
・建築:1914年(大正3年・1970年修復)
・建物:木造2階建て(約180u)
・休館日:月曜、祝日の翌日、年末年始
・入場:無料(9:30〜16:30)
<お問い合わせ先>
北網圏北見文化センター tel 0157-23-6700
<関連ホームページ>
NPO法人ピアソン会

ワッカ原生花園

<選定理由>
北海道沿岸部に特有の海岸草原の中で、最大規模のものです。オホーツク海とサロマ湖に面した景観も優れ、ホタテやカキなどの栽培漁業とも共生した存在と言えるでしょう。マイカーの乗り入れ規制、地元漁協による植林は先駆的であり、農協などが取り組む、羊を活用した植生管理の新たな試みもユニークです。
<選定効果>
産学官が一体となった原生花園の資質維持の取組みや、地元教育との連携などは、地域ぐるみでの自主的・主体的な保全・活用のモデルとして、各地に広く普及することが期待されます。ワッカは花園内の良質な湧き水を指しますが、水や羊も、次世代に引き継ぐべき資産となる可能性を秘めています。
<データ>
幅200〜700m、約20kmに及ぶ砂州に展開する日本最大の海岸草原で、網走国定公園の区域に指定されている。300種以上の草花が咲き、1991年には植生環境の保全を目的に一般車輛の乗入れが規制された。
<お問い合わせ先>
常呂町経済部産業課観光係 tel 0152-54-2111
<関連ホームページ>
常呂町

留萌のニシン街道 (佐賀番屋、旧花田家番屋、岡田家)

<選定理由>
番屋に象徴されるニシン漁は、北海道独自の漁法を伝え、松前藩の時代から、北上するニシンを追って北海道の西海岸一帯をニシンの千石場所に変える中で、地域にさまざまな物語を残しました。道民にとってもニシンは「春告魚」であり、忽然と姿を消した今でも鮮明に記憶に刻まれています。
<選定効果>
1999年春、留萌沿岸は45年ぶりにニシンの群来(くき)を見て以来、少しずつニシンが回帰しています。番屋を始め、ニシン漁の賑わいを伝える資料が多いことからも、「ニシン街道」として広域活動を行う要素に恵まれています。ニシン漁サミット、街道ツアー、ニシン漁の再現祭り、ニシン料理の復活などにより、観光資源化を含めた魅力の向上が期待されます。
<データ>
・佐賀番屋(留萌市):現状は内部見学不可。収蔵品の一部は海のふるさと館で保管。
・旧花田家番屋(小平町):入場料 高校生以上350円、小中学生100円。5〜10月9時30分から17時、11〜4月10時から16時、休館は月曜と12月28日〜1月15日。隣接する道の駅飲食施設にはニシンそばやニシン定食あり
・岡田家(苫前町):現状は内部見学不可。収蔵品は苫前町郷土資料館(入館料 高校生以上210円、小中学生100円、5月1日〜11月10日の10時〜17時開館。月曜休館)で展示。
<お問い合わせ先>
留萌市 海のふるさと館 tel 0164-43-6677、小平町 旧花田家番屋管理事務所 tel 0164-57-1411
苫前町 苫前町企画振興課まちおこし係 tel 01646-4-2211
<関連ホームページ>
留萌市 小平町

稚内港北防波堤ドーム

<選定理由>
稚内−樺太大泊間の旧稚泊航路整備の一環として、冬季の北西越波防止のために建設された、半アーチ式ドームです。海上からの高さ14m、柱間6mの円柱72本を並べた、長さ427mの世界でも類を見ない独特の景観と構造を持ち、港湾土木史に残る傑作であるとともに、旧樺太航路時代の記憶を残す歴史遺産としても第1級のものです。
<選定効果>
稚泊航路のモニュメントとして、また、イベント会場、市民文化交流の場としての活用も盛んです。稚内市では、周辺一帯を「マリンタウンプロジェクト」として緑地公園整備などの再開発を行う計画であり、樺太時代の歴史を基盤としながら、利尻・礼文の離島観光とも結合させた、今後の町おこしの中核施設としての広汎な利用が期待されます。
<データ>
・設計:土屋 実
・建設:1931〜36年
・場所:北埠頭(JR稚内駅から北へ徒歩約5分。また稚内から公園から港とドームを展望できる)
<お問い合わせ先>
稚内市建設部港湾課 tel 0162-23-6161
<関連ホームページ>
稚内市 稚内観光協会

小樽みなとと防波堤

<選定理由>
小樽港北防波堤は、「港湾工学の父」と言われる広井勇により建設されました。独特の傾斜ブロック工法の採用による、日本初の長大堤防です。小樽みなとは北海道移住者の玄関口であるとともに、北の物流拠点、貿易港として、商業都市小樽の繁栄を支えました。今も現役で機能する北防波堤は、当時の記憶を今に伝える第1級の遺産です。
<選定効果>
小樽市では、小樽港を、物流拠点としてだけでなく、市民や来訪者の交流拠点としても活用するべく、心地良い水辺空間の創出を進める考えです。小樽みなとの長い歴史に、どのような新しい1ページが書き加えられるのか、今後の動向が注目されます。
<データ>
・建設:明治41年完成
・総延長:1141m
<お問い合わせ先>
小樽市港湾部 tel 0134-23-1107
<関連ホームページ>
みなと資料館のページ (小樽開発建設部HP内)

アイヌ語地名

<選定理由>
北海道の地名は、ほとんどがアイヌ語に由来します。現在は片仮名や漢字で表記され、原音と異なる場合もありますが、本来は、アイヌ民族の自然と調和した伝統的生活の中から歴史的に形成されたものです。先住民族であるアイヌ民族の歴史と文化を尊重し、アイヌ文化の意義を積極的に理解するために、重要な手がかりとなるものです。
<選定効果>
アイヌ語地名は身近に存在することから、関心を持つ道民は多く、道内各地に研究者や研究サークルがありますが、道路・河川の標識や各種のパンフレット類等に日本語名とアイヌ語名を併用して表記することで、アイヌ文化に対する道民の理解がより一層進むものと期待されます。
<データ>
・建設:明治41年完成
・総延長:1141m
<お問い合わせ先>
平取町二風谷アイヌ文化博物館 tel 01457-2-2892
<関連ホームページ>
二風谷アイヌ文化博物館

函館山と砲台跡

<選定理由>
津軽海峡を一望できる函館山は、その軍事的価値が評価され、明治中期に要塞化が進められました。大規模の旧状を残す軍事土木遺産は全国的にも例が少ない中、現在でも、多数のレンガ壁・コンクリート洞窟掩蔽壕・砲台座が残る最大級の戦事遺構です。そのため、太平洋戦争の終戦までは立ち入りが制限され、貴重な動植物の宝庫ともなっています。
<選定効果>
豊かな自然が残っていることから地元住民にとっては、自然に触れる散策コースとなっています。函館市では「函館山緑地整備計画」として全体を公園化する構想を持っており、戦争遺構を研究しているグループとも連携しながら、その具体化に向けて検討中です。戦争と自然とは意外な組み合わせですが、函館山に新しい昼の顔が生まれることが期待されます。
<データ>
標高約334mの函館山は海中から噴出した火山で、牛が寝ているような姿から臥牛山とも呼ばれる。1899年から1945年まで要塞として使われ、一般市民の立入りは規制されていたが、1946年に一般に開放された。現在の山頂展望台は1988年に完成し、1962年には鳥獣保護区特別保護地区に指定されている。
<お問い合わせ先>
函館市土木部緑化推進課 tel 0138-21-3430
<関連ホームページ>
函館観光情報

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